あっついなぁ
街に出ると夏休みの雰囲気が漂ってるね
この毛皮を羽織ってると流石にきついわ...
夏は大変や
人間はもっと大変で、学生は課題図書を読んで読書感想文というのを書くんだ。
自分も結構苦労したなぁ
ほんなら、夏をテーマにした良い本があるわ。
教えたるから、それを課題図書に感想文書いてみぃ。
え...(°_°)
この本をぜひ
ということで、これから来る夏にぴったりな本を紹介します。
可愛らしいパッケージですね。
読みやすいので、この夏の一冊にしてはいかがでしょうか。
著者について
瀬尾まいこ先生は中学校教諭として働いていた傍ら、執筆活動を続け、小説家に転身されました。
2002年に「卵の緒」でデビューされています。
そのほか、「幸福な食卓」、「天国はまだ遠く」等の小説からエッセイまで幅広く作品を出されており、いくつかの作品は映画化されているくらいヒット作があります。
どれも、心が温かくなるようなものばかりです。
あらすじ
ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて──。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。
Amazon紹介文より
表紙の女の子、鈴香の子守をする過程でいろいろなことを気付かされ、少年が成長していく姿に感動するストーリーです。
読後感想
子を持つ友達から子どもから教わることがたくさんあると聞いたことがあります。
そんなセリフをどこかのドラマで聞いた気もします。
本当かよ。と思っていましたが、きっとこういうことなんだろうなというようなことがわかるストーリーでした。
子どもといえば、とても単純で、身勝手で、弱い。
当たり前な表現ですが、これらを失くしていくことで大人になるのかななんて思います。
そして、そういったものを失くした大人だからこそ、それを持っている子どもを見たときに、気づきが得られるものだと思います。
本作は、金髪少年が鈴香の子守を任されて、鈴香からたくさんの気づきを得ます。
その過程での鈴香の可愛らしい仕草、めんどくさいけど、それに構って、次第に愛おしくなっていくその描写がとても可愛らしく描かれています。
読み進めて、その過程を見守っていくうちに、読者もきっと何か気付かされ、自分にとって、大事なものを発見することと思います。
この夏の一冊にぜひ読んでみてください!
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