この本をぜひ|「FACTFULNESS」ハンス・ロスリング著 おすすめ本

この本をぜひ

人間界を見ていると、なんと情報に踊らされている人が多いことか...
呆れるわ

そんなに怒って、どうしたの?

自分の頭で考えず、情報に振り回されている人間を見ると、
なんともやりきれない思いがするわ。

まあ、確かに、どこの情報を信じているんだろうかと疑問に思う人もいるし、他人に判断を任せてしまっている人もいるね

そうや。だから、今回は日本国民全員が読んだらええと思う本を紹介したるわ!

この本をぜひ

ということで、今回は情報を正確に捉えて、自分の頭で考えるために必要なノウハウが詰まった本を紹介します。

どんな本?

全世界で300万部を記録した大ヒット本。

データや事実に基づいて、世界を読むとく習慣ーファクトフルネスー が身に付けられます。

どんな人におすすめかというと、例えば、世界の課題を考える時、先進国と発展途上国という枠組みで考えている人は読む価値があると思います。

さらにこんな問題があったとします。

世界の1歳児でなんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
A.20% B.50% C.80%

さて、どれでしょう?

答えは80%。

私もそうですが、間違えた方は読む価値ありです。

この本を読めば、世界を正しく見る視点、さらには自分を正しく見る視点が養えられるでしょう。

ポイント

人は分断したがる。

世界を視点に議論する時、先進国では…、一方発展途上国では…という、わたしたちとあの人たちで分断していることが多いです。

しかし、その視点では正しく世界を見ることはできません。
例えば、収入の視点で見ると、レベル1,2,3,4で生活水準が変わっていくことがわかります。

悪いニュースは広まりやすい

ネガティブなニュースは広まりやすいことに気づくことが大事です。
メディアがネガティブなニュースを取り扱うのはこのためですね。

世界の貧困について、考えたとき、ニュースとかを見ていると、貧困が拡大していっているような印象を持ちます。

しかし、事実はというと、極度の貧困は40年前は世界人口の50%でしたが、現在は9%です。

ニュースを見ていると、環境汚染が進んでいるような印象を持ちますが、実際は大気汚染は減り続けていて、核兵器も減り続けているわけです。


確かに今ある貧困も核兵器も見過ごせないことではあるのですが、世界は少しづつ良くなっていることもまた事実ということです。

過大視本能

人は数字を見た時、なんて大きな数字、小さな数字と勘違いしてしまい、また一つの事例を重要視してしまう傾向にあります。


例えば、1950年には1440万人の赤ちゃんが亡くなっていましたが、2016年には420万人となりました。

それでも多いと感じましたか?出生数が減ったからでしょうか?

出生数で割ってみると1950年の死亡率は15%、一方2016年は3%になります。

このように極端な数字だけを見ると勘違いしてしまう、過大視本能を防止するために他の数字と比べたり、割合を見ることが良いです。

読後感想

この本を読めば、現在の不安を煽るようなニュースや数字を正しく見て落ち着いた行動が取れるのではないかと思いました。

そして、著者らが作ったdollar streetのサイトにアクセスして、世界の水準を知っていただきたいと思います。
読書好きな人はそのサイトでBooks in the World by incomeをぜひ見ていただきたいです。
考えさせられるものがあります。

読書によって、世界の見え方が変わるなと思った本でした。

では、また!

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